【一人旅】ヒッチハイクをしよう〜1日目〜
旅行に行きたいけど金が無い!!!!
そんなことを考えていた当時大学4年生の私はついに思いついてしまった。
そうだ、ヒッチハイクをしよう。
そう考えた30分後にはスケッチブックとペン、財布、服をリュックに詰め込んで東京、用賀インターへと向かっていた。
用賀インターと言えば、ヒッチハイクの聖地と言われるほど有名なヒッチハイクスポット。
平日にも関わらず2組のヒッチハイカーがいた。
しかし、その実態は、、、
「くそヒッチハイクしづれえ!!!!」
何がダメって、車が止まる場所がない。
クソだ!!こんなんじゃ日が暮れちまうよ!!!!!
と思った矢先に、わざわざ少し離れた場所に車を止めて声をかけてくれた方が、、、
静岡方面と書かれたスケッチブックを見て
「ちょうど静岡行くから!乗っていきな!」と一言。神だ。まだ立ち始めてから15分しか経ってない。これが聖地の力なのか(手のひら返し)
乗せてくれたのは40代、ちょっとコワモテの男性。
仕事で静岡に向かっている途中で、ヒッチハイカーを乗せるのは2回目だそうだ。
フィリピン人の女性と結婚しているらしく、「やっぱフィリピンの女は最高だぜ!結婚してるけどフィリピンパブだけは辞めれねえもん!」と言っていた。
どんだけ好きなんだ。
そんなこんなで楽しくお話をさせていただき、無事に静岡に到着。
お返しにオススメのグラドルの画像を送った。(乗せて下さった方には本気で感謝しましょう。)
静岡ICまでひとっ飛び、、、
まだ午前だ。
はやく着きすぎてしまった。
私が最初の地として静岡を選んだのには理由がある。
以前、出会い系アプリで仲良くなった女の子が静岡に住んでいたからだ。
早速電話をして、
「いま静岡ICにいるんだけど、遊ばない?」
と言ったところ、
「え?なんで来る前に言わなかったの???」
と当然の一言。
しかし30分後には車で迎えに来てくれました。しかもまあまあかわいい。
今日の俺はツイている!と確信した瞬間だった。
地元民に身を委ね、気づいたらデートのような展開になっていた。
富士山がよく見えるスポット。人気のない山道を進んで行ったので、地元民じゃないと分からないのかも、、
沼津港で生しらす丼を食った。涙が出るほど美味かった。
何がうまいって、味噌汁。疲れてる時の味噌汁って最高にうまいよね。
晩御飯は静岡名物、「さわやか」へ。
ここだけはどうしても行きたかったので、図々しく、連れて行ってくれと言ってしまった。
やっぱり美味かった。名物だけある。
こんな感じでとにかく静岡のオススメスポットを回り続けた。
そして、宿も決めていないと言うと
「うちに泊まれば?」と天使発言。
遠慮なく泊まらせてもらい、やることやって昼頃まで爆睡していた。
そんなこんなでヒッチハイク1日目が終了した。
人生で一番ツイていた日だった。